6月定例会では、「地域おこし協力隊について」と「若者、子育て世代、女性の声の参画について」の2項目について質問をしました。
地域おこし協力隊について
問 地域おこし協力隊制度は、人材への投資を直接的にすることで実際の移住定住へ結びつける画期的な制度。これまでいろいろな部署で受け入れてこられたが、課題の整理などの情報共有はしているか?統括する部署は?
答 ノウハウなどの情報共有はしている。総括は政策企画部で担っている。
問 雲南市では、介護や林業などの様々な分野で人材を求める声がある。研修等を通じてこれまで活用していない部署での活用の検討や部局横断で取り組める体制の検討が必要と考えるがいかがか。
答 地方に関心を持つ人材を呼び込むために有効な制度であるので、研修会を実施するなど、部局横断で情報共有や制度活用の検討を進めていく。
問 ぜひ今までの協力隊の方の意見も集約して積み重ねていける体制にしてもらいたいがいかがか。
答 これまで地域おこし協力隊の隊員として活躍されてきた方の協力をいただきながら、よりよい制度の活用に向けて考えていきたい。
若者、子育て世代、女性の声の参画について
3月議会で、雲南市は木次の子育て支援センター「くりおね」を三刀屋の子育て支援センターに統合するという子育て支援センターの縮小と思われる政策案を出されました。これについては、三刀屋町の原議員と木次町の周藤議員が子育てをされているママさんとともに市長に要望書を提出され、統合案は白紙となりました。
白紙とはなりましたが、この統合の案を出されたことについて疑問を持ったので、経過についてしっかりと問いました。
問 利用者の方が雲南市内で最も多い「くりおね」を統合するという案は、子育て世代の方のニーズに合っていないと市は思わなかったのか。
答 利用される皆さんのニーズに合った施策ではなかったものと考えている。特に木次子育て支援センターを利用される皆さんのニーズ把握が不足していた点については反省すべきと考えている。今後は意見を聞きながら進めたい。
問 ファミリーサポートセンターの援助会員や依頼会員の意見は聞いたのか。
答 依頼会員、援助会員のみなさんについては、預かりの場がなくなるものではなく、大きな影響は生じないと考えていたので相談や意見交換は行っていない。今後、子育て支援センター利用者の皆さんとも意見交換を予定しているので、そうした場での意見をうかがって進めていきたい。
問 市は、若い世代、子育て世代、女性の声を活かしたいと本気で考えているか。
答 木次の子育て支援センターの件については、保育所を委託する時期を何とか実現しようとスケジュール優先で、皆さんの声をお聞きすることが出来なかったことは、本当に痛恨の極み。今後は、皆さんの声をお聞きしながら、しっかりと反映していきたい。できる限り、若い世代の方々も市
政に参加いただきながら、住みよい地域をつくっていくことは、とても大切なことだと認識している。若い皆さん方と意見交換する機会を設けたい。
問 島根県や雲南市が地域ぐるみで本気で解決しないといけないのが、子育ての考え方やワークライフバランス。市は、本気で地域や民間企業と一緒になって意識を変えていく気はあるか。
答 男性の育休参加やワークライフバランスの推進は、安心して子育てができるまちづくりを進める上でとても重要であると認識している。家庭や地域、企業の理解と協力は必要不可欠。すぐに人の心というものを変えるのは難しいが、豊かな生き方ができるように関係機関、関係団体、関係部局と連携を図りながらさらなる啓発を進めていく。
問 木次子育て支援センターの統合の案には不信感を持つ保護者さんがたくさんおられる。利用者の方の満足度の高い形で解決することが大切。納得いくよう最後まで声を大切にしてもらいたいがいかがか。
答 説明会・アンケートを通じ、様々な意見をいただいた。今後、その意見も踏まえながら、さらに丁寧な説明に努め、多様な子育てニーズに対応した皆さんに安心して子育てしていただけるような施設整備に取り組む。
また今回に限らず、今後とも市民の皆さん、幅広い世代、男性も女性も声をお聞きできるよう取り組みを一層進めていきたい。
以上2項目について質問させていただきました。
地域おこし協力隊制度については、これまでは、協力隊員を「受け入れる」というスタンスになりがちだったのではないかと思います。これからは、この制度を活用して、行政・地域・隊員が一緒に「取り組む」ことが大事だと思っています。雲南市のこれまでの成果、課題などを振り返り、市としての目的や方向性をきちんと決めて、より効果的な地域おこし協力隊制度を活用した地域づくりに取り組むことを求めました。
若者、子育て世代、女性の声の参画については、私が市議会議員に出ようと決めた1番の理由です。6月議会後に、木次子育て支援センターくりおねの利用者の方が『木次子育て支援センター「くりおね」を応援する会』を発足されました。 この会では、これまで多くの市民が利用し、頼りにしてきた「くりおね」の良さを、現在、そして将来子育てをされる雲南市民の方々に残すために活動をされていくとのことでした。ぜひこの会の皆さんの声を市政へと届けていき、雲南市の子育て支援の更なる充実を目指します。
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