先日、雲南地域議員研修会で鳥獣害対策について学んできました。
初めて知ることもたくさんあり、かなり勉強になりました。
講師の先生は、美郷町でおおち山くじら研究所の所長を務められている江口祐輔さん。
今回の研修で特に私が勉強になったことは、
① 野生動物の気持ちになって考えるのが大切ということ
② 鳥獣を捕獲することが目的ではなく、農作物の被害をおさえることが目的であることを忘れないこと
③ 農村伝説にまどわされないこと
この3点です。
野生動物の気持ちになって考えると、するべき順番が分かってきます。
野生鳥獣は、「安全」で「エサ」のある場所を探しています。
・放任果樹や農作物を収穫した残渣などが無意識の餌付けになっている可能性がある
・農地周辺に隠れ場所がある
知らぬ間に餌付けをしてしまっていた集落内や農地の環境を整備する必要があることが分かります。
田畑の周りをきちんと柵で囲むことも重要です。
・全体を囲えていない
・電気柵の高さが効果的でない
・まわりの草が伸びて漏電してしまっている
など人的要因で効果がうすれている可能性があるので正しく守ること大切です。
また、適切な捕獲をすることが大切です。
平成19年から26年の調査で、全国の捕獲量は20万頭から100万頭と6倍近くに増えたのに、被害面積はあまり減っていないという結果が出たということでした。
これは、農地に降りてきていない鳥獣を捕獲し、農地に被害をもたらす鳥獣の捕獲ができていないことが理由とのことでした。これは驚きでした。私は、野生動物は、山と農地を行ったり来たりしていると思っていたのにそれは違ったというわけです。なるほど!
その他、農村伝説にまどわされない。
・イノシシはミミズが大好きなわけではない。作物の方が美味しい。(そうなの!?)
・ピンク色は灰色に見えている。(そうなんだ・・・)
・夜行性ではないので、暗闇の中で光を照らしたらびっくりして逃げるわけではない。(!?)
・イノシシは虫除けに余念がないので、嫌いな匂いと思ってまいても効果がないことがある。(なるほど~!)
・イノシシは馬より頭が良い。(ええ!そうなんだ!!)
などなど自分の勝手な思い込みを知った日だったのでした😅
江口さん、本当にありがとうございました!!
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